
使い込んで傷や錆の入った自転車を塗装剥離から再塗装します。
今回は前回の塗装剥離編でマスキングまでの手順を説明したのでラップ塗装の説明を行っていきたいと思います。
目次
- 用意する道具
- ラップ塗装の手順
- ラップ塗装のコツ
- 結論
1. 用意する道具
ラップ塗装に必要な道具は下記になります。
- 塗装用スプレー缶
- 油性のラッカーを使用
- ベース色とラップで上乗せする色の数本が必要になります。
- 使用料としてはフレーム1本につき300ml1本(1色)あれば足ります。
- ミッチャクロン
- 今回使用したのは「SOMAY-Q ミッチャクロン プライマー スプレー 420ml」
- フレームに塗装を密着させる為、塗装前に塗布します。やすり掛けだけでも大丈夫ですが密着性が向上するので塗布しておきましょう。
- サランラップ
- 用意できれば海綿スポンジでも同様の模様を表現することが出来ます。
2. ラップ塗装の手順
- 塗料の密着性向上の作業
- ミッチャクロンを塗布して塗装の密着性を上げます。
- ベースの塗装
- 一度で塗りきろうとせず、何度も往復して重ねて塗るようにするとムラなく塗れます。
- ラップで追加塗装
- ラップを丸めて、そこにスプレーを散布します。
- 散布したラップをフレームに押し付け模様をつけていきます。
- 複数の色を使用する場合は、繰り返し重ねていきます。
- ラップについた塗料が固まってきたら、新しいラップを使用しましょう。
- 塗装完了
- 必要であればクリアーをベース塗装と同様に塗布して完了です。
- 乾燥後、組立
- 塗装前の写真↓
- 塗装後の写真↓
3. ラップ塗装のコツ
- サランラップ以外に海綿スポンジでも同様の模様を再現することが出来ます。
- クリアー塗装を仕上げとして吹くことで奥行きのある印象になります。
- 今回は海上自衛隊の迷彩服をイメージして、黒をベースに青を基調とした配色にしましたが下記配色も面白いと思います。
- ベース:黒 追加色:赤 +クリアー
- ベース:黒(ベージュ) 追加色:緑、茶
- ベース:ベージュ 追加色:黒、茶
4. 結論
自転車の塗装剖離から特殊ペイントまでの一連の作業は、一見難しいように見えますが、このプロセスを楽しむことができるのもDIYの魅力です。自分だけの世界に一収したデザインの自転車を騎り出せば、新たな発見が必ずあるはずです。
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